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 社会人講演会(1年)
平成28年度 第1学年(44期生) 社会人講演会


平成29年3月24日(水)に理系・文系に分かれて、社会人講演会を行いました。
この行事は本校におけるキャリア教育の一環として、福岡経済同友会の協力のもと、現在企業で活躍されている講師からこれまでの経験や考えを聞き、将来どのように生きていくかを生徒に考えさせるきっかけとするものです。



講座1
講師:木下 茂氏 【株式会社喜多屋 代表取締役会長】
場所:同窓会館

「考えようライフ・ワーク

  ~仕事により人生の可能性に挑む!~」


■はじめに


「社名(喜多屋)に恥じないよう、喜びを多く人々に与えることが出来るよう、日々頑張っている。働くことの意義などについて、話をする。」



■仕事とは?
仕事は、人生とは切っても切れない関係にある。仕事をして稼がなければ、生活できない。仕事は、自らの幸せな人生への命綱である。仕事は人生の大きな部分を占めている。人生の可能性に、仕事を通して取り組んでいく。


■自分の適性を考えて、職を選ぶ。
・「お酒=百薬の長」と言われるほどで、適量の飲酒は心や体に良い影響を与える。
・「酒により多くの人を幸せにし、多くの人の役に立つ」というのが企業ポリシー。
・喜多屋初代の言葉「主人自ら酒を造るべし」
・喜多屋5代の言葉「経験だけでなく、学問として酒を学び酒を造るべし」
  →発酵などを学問として学ぶべき
・太平洋戦争で材料に困る時期もあった。しかし、「仕事=人生」と考える。
・仕事(良い酒を造る)をすれば、するほど幸せになると考え、仕事を続ける。


■木下氏、喜多屋6代目を継ぐ 長男7代目
高校時代、体を崩し、心のバランスも崩した。勉強も上手くいかなかった。その時、先代が「病は必ず治る。性格も酒造りに向いている。良い酒を造ることで、良い人生が送れるのではないか。」と励まされ、努力した。

広島大学に進学、発酵学を学ぶ

喜多屋6代目になる

 長男7代目 2013年7月18日「インターナショナル ワイン チャレンジ」日本酒部門の最優秀賞「チャンピオン・サケ」受賞


■仕事=ライフワーク
おいしいお酒を造る=人を笑顔にさせることが出来る=自分も幸せになる

一心不乱に酒造りに取り組む

今現在、世界的な酒の部門(インターナショナル・ワイン・チャレンジの日本酒部門)で高評価を得ている。

 仕事が楽しい=人の心も明るくなる


■人間力の培い
「人をどう育てるか?(ライフワークとしての取り組み)」を企業として考えている。
・仕事と人生との関係をしっかり考えること。
・積極的に様々な経験をし、よりよい選択をしていくこと。
・たくさんの経験を応用し、仕事に人生に生かして欲しい。
・高校時代、基礎学問を学ぶことが、ゆくゆくは応用へと繋がる。よって高校生のうちに多くのことを学んでほしい。


■質疑応答
:高校での学習は社会で役に立ちますか。
:高校での学習は社会で役立つ基礎学問ばかりです。積極的な修得により即ち明日への希望と自信になり、社会に出て仕事の場では応用により大いに役立ちます。皆さんがやがて仕事に生きる時に基盤となるものです。
:経営者として大事にされていることは何ですか。
:積極的にチャレンジする責任・親和・努力の心です。(喜多屋の社是です)
:現代の若者についてどのような印象をお持ちですか。
:今も昔も若者は可能性の塊です。やがて襷を託す エース達です。希望を持って“幸せ創造”に挑戦してください。
:海外と日本の違いについて教えてください。
:文明論の視点から、日本はなんとすばらしい国であることでしょう。さらに謙虚にたゆまず努力したいものです。
:出身大学によって採用の合否が決まるのでしょうか。
:違います。もっと大事なことは前向き、ひたむきな、“人間力”です。
:新しいことに挑戦する時に大切なことは何ですか。
:創意工夫、失敗は成功の母、継続は力なり、です。
:やりたいことを見つける秘訣はありますか。
:目覚めていない自らの志に目覚める、則ち自覚が大切です。図書館は人類の英知の宝庫です。活用してください。
:今までで一番辛かったことは何ですか。
:長く重い病気で心が弱くなり、挫けそうになったことです。でも病を乗り越えることで多く知恵づきました。
:会社の約束事を教えてください。
:世の役に立つ(人に喜ばれる)優れた物づくりに誠実に徹することです。(喜多屋・綱領の主旨です)
:経営者と労働者の違いについて教えてください。
:心を一つに共に働く家族的分業者です。経営者には家長のような大局的、長期的な責任感と指導力と判断力が必要です。有能な人材は経営陣に登用します。
:社会に出て活躍するために高校、大学でしておくべきこと、身につけておくべきことは何ですか。
:成長期をチャンスに心身を鍛える学習と体育、文武両道の取り組みが必要です。国際化の時代に備えて語学(英語力)は身につけておきたい。又、部活等でリーダーシップを会得すれば、やがて職場でチームワークの要として活躍できてリーダーとして尊重されます。これらは仕事を通しての人生に成功を手繰り寄せる基になります。
:酒造りをしてきた中で一番嬉しかったこと、やりがいを感じたことはどのようなことですか。
:“美味しさ”に消費者の喜びが溢れて笑顔がこぼれるときにやり甲斐を感じます。(喜多屋、社名の願う心です)
:入社試験の面接でどのような点に注目されていますか。
:面接用につくろう心ではなく、仕事を通して幸せな人生を創造する熱意と誠意のあるなしに着目します。






講座2
講師:井本 満氏 

【マスミューチュアル生命保険株式会社 代表取締役社長】
場所:体育館

「将来の自分や、やりたい仕事を考えてみよう!」



■はじめに


マスミューチュアル生命保険株式会社はマサチューセッツ州にある150~160年位の歴史ある会社で、取り扱う資金は日本生命と同じ62兆円程度である。井本氏は日本支社の社長で、従業員は派遣も含めて650名程度、福岡では130名働いている。



■私のキャリアを振り返って
大濠高校在籍中は野球ばかりしていた。その後、駒澤大学へ進学。就職後は、自分の経験を広げるため、さまざまなことにチャレンジしてきた。最初は証券、金融の運用、銀行、そして生保。同じ金融関係の業種であるが仕事の中身は全く違う。今現在、生命保険会社の社長をしているが、他に早稲田大学で非常勤講師もしている。2004年には映画制作会社を立ち上げ、「北斗の拳」等のアニメーションを5本製作した。
チャレンジすることは自分の経験値を増やしていくことなので、機会を逃さない。自分から手を挙げて進んで何事もやる。自分の知らない分野に参入した際は、積極的に勉強会に参加し、他業種の人とかかわって知見を広げる。いろいろな知識が身につくので面白い。


■今後の日本の環境
私が高校生の頃はまだ景気が良かったので野球ばかりしていても企業が雇ってくれた。しかし、今後日本のおかれている環境は厳しくなるため、早く自分の目標を定め、自分の強みを知ってさまざまなことにチャレンジすることが大切だ。


■質疑応答
:高校生の頃、特に頑張っていたことは何ですか?
:野球しかしていません。自分の時代は野球だけしていても人生が開けましたが、今は時代が違うので安穏と過ごすことができません。
:さまざまな年齢層の人とコミュニケーションを取る際に大切にしていることは何ですか?
:月・火はミーティングの日に充てています。社員とプライベートなこと、仕事のことさまざまなことについて率直に意見を交わしています。



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